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世界できっと二番目に優しく、そして最も危うい人

―故に彼は、世界の咎を最も重く背負っている
―彼の知識は既に、世界の創造主たる天帝すらも凌駕している

創世神を除けば、世界におけるヒエラルキーの頂点に立っていると思われる人。
階級ではなく、知識と能力的な面においてにですが。

アーカイブには、過去の語部達が知った、歴史・知識・経験その他諸々が五感そのままに保管されています。
歴史などは、それぞれの語部が整理してから保存するので、文章の様な形式で残っている場合が多いですが。
つまり、アーカイブにアクセスすると、人の記憶を追体験出来る訳です。
ちなみに、検索機能が付いているので、必要な知識を瞬時に手元に呼べます。

アーカイブと接続するには、神力と語部の血統が必要です。
神様の血をひく語部にある力で、語部以外にも極々稀にいますが、アーカイブは語部にしか扱えません。
神力は、接続する時間に応じて消費していくので、長時間アーカイブを読む事は通常出来ません。
更に、検索機能が付いているので、普通は一瞬接続して知識を頭に落とし、接続を切ってから閲覧します。
が、聖と歪だけは特別で、神力値に底が無い為、事実上接続しっぱなしでいくらでも読めます。

歴代の語部がざっくばらんに集めた知識達なので、アーカイブの中身は結構混沌としています。
語部が強い感情を抱いた時、それが焼きついてしまう様な事もあり、下手に触ると精神を病みます。
歴代の語部で、神力値が高い人が精神を病む事が多いのは、好奇心や興味などから、検索以外の方法で知識を読んで、地雷を踏んでしまった為と思われます。

語部の長い歴史において、初めてアーカイブの全てを読破した歪は、その存在に危険性を感じ、アーカイブの内容を整理、(トピックスにまとめ、危険な物には封をしたり、危険だと言う前書きを付けたりの作業)しています。

しかし、実は歪は既に病んでいて、アーカイブとの長期接続は危なかったり。
それでも作業を急いでいるのは、聖(ヒジリ)が自分を超える才能を持っているから。
歪の残り時間は、実はあまり長くないです。
アーカイブに触らなければ大丈夫なのですが。

生まれたばかりの聖の神力を封じたのも、歪だったりします。
自身の精神が、アーカイブの知識によって侵食されている事を承知している歪は、聖が自分と同じ轍を踏む事を恐れています。

歪が病んでしまったのは、基本的には世界の知識を全て把握してしまった事と、アーカイブに焼きついた負の感情をそのまま読んでしまった事が原因。


アーカイブと語部の概念を説明するのはむつかしい;
歪は、「全てを知る人がいたら、格好良いけどきっと人生楽しくないだろうな」と言うところから出来てます。
でも実際もしもそんな人がいたら、楽しくない所かきっとどこかおかしくなるだろうと思い徐々に↑みたいな事に。

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