語部な日常

ねえ。わたしの記憶、あなたがたべてしまったの？

その人物に関わってはいけない。彼女は記憶を、食べる。


良い夜ですね。しかし、あなたにはあんまりに不釣り合いな時間じゃあありませんか、お嬢さん。
あのビブリオマニアどもは、記憶すら記録に変えちまう気なのさ。ク、なんとも無粋な話だとは思わないかい、なあお嬢ちゃん。
いや、お前さんには皮肉な言葉だったかね。それもどうでもいいことか。

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