忍者ブログ

つなビィ

ブログ内検索

ブクログ

バーコード

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鳥と語部のそんな日常

「おじいちゃーん、飴買ってー」
快活に、どこかわざとらしく響くのは、極彩色の鳥の声。

「おう、どうしたんだい鳥サン。いやに可愛らしい頼みじゃあないかい」
「……なにそのふっつうの反応。どこぞの橙色の王様みたいに、パパじゃないだろ! とか言って嫌そうな顔するとかしないのくーさん。面白くないなあ。てんで期待外れだよ」
「まあた王様で遊んでたのかい。あんまりやると王様怒るぜ? まあ、それはあんたと王様の領分だから好きにすりゃいいんだがな。とりあえず。パパってぇのは身内限定用語だろ。おじいちゃんは範囲が広いから悪戯にゃあならねぇぜ?」
「なに、くーさんもパパ呼びの方がいいの? お望みとあらばそうしたげようか?」
「……なんてぇかなぁ。さっきから思ってたんだが、援助交際みてぇな響きで、オレとしちゃあちっと遠慮願いたい所だな」
「……ふーん。くーさんでも体裁を気にしたりするんだ。意外な事実だね。てっきり心臓は金属製かと思ってたよ」
「てめぇはオレをなんだと思ってんだい。しかし、体裁ってぇか……薄ら寒かあねぇかい? 色々」

今日の収穫。
くーさんの微っ妙そうな顔を見たこと。

拍手[1回]

PR

Trackbacks

TRACKBACK URL :

Comments

Comment Form