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語部な日常制作中イラストや日記用イラスト、雑記雑感などを中心に展開中。まれに版権話や小説が出ることも。PAGE | 945 944 943 942 941 940 939 938 991 937 936 | ADMIN | WRITE 2011.04.28 Thu 02:53:06 鳥と語部のそんな日常「おじいちゃーん、飴買ってー」
快活に、どこかわざとらしく響くのは、極彩色の鳥の声。 「おう、どうしたんだい鳥サン。いやに可愛らしい頼みじゃあないかい」 「……なにそのふっつうの反応。どこぞの橙色の王様みたいに、パパじゃないだろ! とか言って嫌そうな顔するとかしないのくーさん。面白くないなあ。てんで期待外れだよ」 「まあた王様で遊んでたのかい。あんまりやると王様怒るぜ? まあ、それはあんたと王様の領分だから好きにすりゃいいんだがな。とりあえず。パパってぇのは身内限定用語だろ。おじいちゃんは範囲が広いから悪戯にゃあならねぇぜ?」 「なに、くーさんもパパ呼びの方がいいの? お望みとあらばそうしたげようか?」 「……なんてぇかなぁ。さっきから思ってたんだが、援助交際みてぇな響きで、オレとしちゃあちっと遠慮願いたい所だな」 「……ふーん。くーさんでも体裁を気にしたりするんだ。意外な事実だね。てっきり心臓は金属製かと思ってたよ」 「てめぇはオレをなんだと思ってんだい。しかし、体裁ってぇか……薄ら寒かあねぇかい? 色々」 今日の収穫。 くーさんの微っ妙そうな顔を見たこと。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |