語部な日常

碧こと碧砂様宅と、琉綺宅に転がっていたのを拾ってきました。
……………………私も、フィーリングで文を書くとなぜか悲しい品になる性質です。

【貴方の言葉(詩)バトン】

Q1 手を差し伸べて
A1 私の手では、届かないから。

Q2 背中合わせ
A2 見えない顔。そう、顔は見えない……なのに。どうしてこんなに……温かい？

Q3 ふとした瞬間に思い出した
A3 泣きそうなくらいに、優しい苦笑。眩しい、記憶。

Q4 唇を開けば
A4 溢れ出るのは、透明な。……ああ、失ったのは言葉か情か。

Q5 絶対、言えない
A5 小さな、反論。

Q6 私の為に泣いて？
A6 その瞳で、見て下さい。私には、もう見えない。世界の、形を。
　　　そしてその瞳で、泣いて下さい。世界の賛美を。私の、代わりに。

Q7 ご存知ですか。
A7 世界は　こんなにも　美しい　。

Q8 痛いのは
A8 摩擦する、心。ああ、それは。まるで、悲鳴のようではありませんか。
　　　痛い痛いと、叫んでいるのに。主はけして気付かない。

Q9 君が、この世で一番嫌い
A9 白い色も、白い心も、優しさも笑顔も必死さも、その強ささえ、大嫌いです。
　　　……………………そうでなければ、いけないから。
　　白い色も、白い心も、優しさも笑顔も必死さも、その強ささえ、本当は大好きでした。
　　　当たり前だ。嫌いになれる、訳がない。君は俺の、光だったのだから。

Q10 涙を添えて
A10 そう、棺には、涙を添えて。
　　　　貴方の死を、世界が祝福するのなら。僕だけは、永遠に泣き続けましょう。
　　　それは貴方が、いた証。そして僕の、ささやかな復讐。

Q11 ねぇ、お願いだから
A11 優しさを、与えないで。私はそれを、信じてしまう。

Q12 「　　　　」
A12 聞こえない。聞こえない。聞こえない…………聞こえない！
　　　　ああ、どうして………貴方の言葉が、思い出せない。

Q13 嘘吐きはどっちよ
A13 貴方の言葉は、嘘ばかり。全て優しい、嘘ばかり。

Q14 ふ た り ぼ っ ち
A14 完　結　し　た　世　界　。

Q15 失くしてしまったピース
A15 欠けたピース。収まる場所には、穴のあいた、世界。それがただ、悲しくて。

Q16 微笑みの理由
A16 それが理由なら、世界はあまりに、過酷すぎます。

Q17 たった、ひとつ
A17 願いが……叶うなら　　　　　　どうか　　優　しい　　　　世界　を　　。

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