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【書き掛け】人物像

某さくら様宅で、とても興味深いお話をお聞きしたので便乗。が、結構に話が逸れてます。
続きより閲覧できます。
その、私の勝手な意見なので……温い目で見て頂ければ、と。
あ、ちなみに……ライトノベルが好きでないように見えそうな表現を使っていますが、私自身はライトノベル大好きです。文学苦手です。
ライト系(ライトノベルなど、サブカルチャー的な位置づけにある世界観……と理解しました)と、文学の差違。
私自身は、実の所文学系の作品は苦手だったりします。
その理由について、今までは漠然としたものだったのですが……今回の話で理解できた気がするので覚え書いておこうかと。

文学は、世界観がファンタジーであろうと現代でなかろうとリアルである……というのはすごく言いえて妙だなぁと思います。
文学の世界にいるのは、ある程度のひな型をもって記号化されたキャラクターではなく、厚みがあって矛盾を抱えた人間なんですね。
対して、ライトの世界の人々は、何というか……ゲームで自分のキャラを作るような、いくつかの型を組み合わせて個性を作り出す形が多いのではないかと。
少年漫画などでは、「魅力的なキャラクター」を作るのが重要だとよく言われているように思います。「魅力的」とは、性格や行動パターン、外見などを矛盾なくまとめて、万人に理解されるような形で、けれどどこかを少しはずして個性を出す、みたいなことなのではないかなぁと。

ここに関しては、日ごろすごくぐるぐる考える部分なんですが……割愛。

そして、沢山の人に理解してもらうためには、キャラクターのデフォルメが必要なのだと思います。
デフォルメする、とは、基本的には「個性や特徴を強調する」ということだと思うんですが……考えてみると、それは同時に「細かく分かり辛い個体差を飛ばしてしまう」ということ、なのかなぁと。
たとえば、人物の顔は本来左右対称ではないですが、漫画やイラストであえてそのようなキャラクターデザインをするコトは少ない、ですよね。
ここまで考えて気付いたことですが……「個性や特徴を強調する」デフォルメは、同時に「ある程度の型にキャラクターを分類する」ことで、それはつまり没個性……とも呼べるのかもしれないですね。
それは……ゴスロリやヴィジュアル系などの衣装が、個性的であるのに、同時に没個性になるのと同じ部分なのではないかと……思いました。
目立つけれど、個人……というか……アイデンティティを特定する、という面ではむしろ難しくなるのではないかなと思うんです。
ヴィジュアル系という大きな分類に属するから、それに当てはまりきらない部分を修正しようとする、ような。

話が盛大に逸れてますね。
そのように、色相の違いでいくつものカテゴリにキャラクターを分けて分類するライト系に対して、文学の世界の人物は、彩度の違いで人物を表現しているのではないかなぁと思います。
差違は微細で、状況や場面によってすぐに濃淡が変わってしまう。
ライトが赤青黄緑なら、文学は浅葱から藍への変化……のような。

ライト作品では、キャラクターの設定には矛盾がありません。
基本的に、起こる全ての事柄、キャラクターの設定に理由付けがされていると思います。
矛盾は消さなくてはいけない部分なのだと定義されているような。
登場人物は、読者がある程度予想できる筋書きの上を歩いていて、素晴らしいお話の場合、時々その予想できる筋を上手く裏切って展開します。
そしてその辺りの部分が、ライト作品が空想であるゆえんだと思います。
矛盾がなく、ある程度安定して先が読める物語だから、読者はドキドキしつつも安心して話を読めるのだと。

文学作品では、人物の動きには常に矛盾が付きまとっていると思います。

……て………………眠………………すみませ、明日もう一度見て顔から火が出なかったら続き書きま、す。

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