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続・幸せ

その一言に、私がどれだけ救われたか。
その一言で、私がどれだけ幸せになれたか。
きっと、いとも簡単に掬い上げたあなたには分からないでしょう。
*     *     *

前回の狂の、背景なし版。
■外で、語部の子が捕まりそうになっているのを発見したみたいです。
「テメェら、まさかそのまま帰れるなんざぁ思っちゃねぇだろうな、ああ?」
「……………………思ってません」
「おう、分かってんじゃねぇか。うちの子苛めやがって……落し前はキッチリ、つけて貰うぜ」

「くく……五体満足で帰れると、思うんじゃねぇよ」

どこのやくざの方ですか狂。
ということで、煙管を持っているのは、戦闘態勢だったから、でした。
実のところ、関係のない人や好きじゃない人に対しては結構鬼畜な狂です。
家族主義なので、普段はあまり出ないですが。
↑表情も、いつもより2割り増しくらいに本気です。
口調がおちゃらけているので、まだ大丈夫ですが……本気で切れると、無表情+落ち着いた口調になります。ものすごく危険です。

↓先日狂にコメントを頂いてものすごく嬉しかったので、以下狂関係の小話をいくつか。

■魔族
狂「てめぇ、いるんならこの書類を手伝えってぇの」
銀嶺(ギンレイ)「それは契約外だぜー」
狂「じゃあ邪魔すんじゃねぇよ。そもそもなんでんなトコにいるんだってぇの」
銀嶺「ん? お前がてんてこ舞いなトコを見物しに」
狂「毎度思うがな……魔族ってそんなんばっかだな」

刃「……なあ」
狂「おう、どうしたい? イバちゃん」
刃「前から聞きたかったんだけどな。あんたらの契約って、対価は何なんだ?」
狂「……あー。コイツが払う対価は、俺が必要とするときにその力を貸すこと、だな」
刃「で、爺は?」
狂「体」
刃「……は?」
狂「オレが支払う対価は、死ぬ直前の体をコイツにくれてやることさ」
刃「ああ。なるほどな…………けど、死んだ体をやるんじゃ、対価としては弱いんじゃねぇのか?」
狂「……『死んだ体』じゃねぇの。『死ぬ直前の体』さ」
刃「…………………………生きてる時に渡せっつー事か?」
狂「渡すってぇか……踊り食い希望らしいぜ。コイツは」
銀嶺「付け加えるなら、痛覚は必須だな」
狂「…………さらに注釈するなら。こんなんばっかだぜ。魔族」
刃「……そうか。とりあえず、魔族には会わねぇように注意するわ俺」

刃「てか。魔族との契約って、一般的にそんなんなのか?」
銀嶺「……いや。人間と契約する場合なら、契約満了と共に魂を貰うのが殆どだ」
刃「魔力みたいな見えねぇ力の確保が目的なら、体よか魂の方が良いから、だろ?」
銀嶺「おお。見かけより博識だな」
刃「どういう意味だっつーの……違ぇ、話逸れた。で。なんでまた、爺の場合はイレギュラーな契約なんだ?」
銀嶺「コイツ面白くねえし。美味しそうだったから」
刃「はあ?」
銀嶺「魔力も神力も、体に残留してる分だけで十分な対価になるくらい強いんだよ」
刃「ああ。まあ。曲がりなりにも賢者とか呼ばれてるだけはあるんだな」
狂「どことなく言葉に棘があるぜ、イバちゃん」
刃「気の所為だ」
天帝が作った反転世界に住まうのが、魔族や幻獣。
時間軸が違うので、長生き。
召喚できるのは、高い能力と深い見識を持つ術師だけ。
さらに、召喚したとしても、それを従えられるという保障はない。

■同族嫌悪。(過去話。狂の小さい時)
聖父(狂の弟)「おとーさん、きょうはなにするの?」
狂父(聖と歪から見ておじいさん)「んー? そうだなぁ、折り紙でもするか?」
聖父「おりがみ? おりがみ!」
狂父「ああー、おまっ、もう、可愛いなぁっ!」
狂「……はっ、てめぇに教えられるコトなんてなんもねぇってぇの」
狂父「それに比べて……テメェはいっつも可愛くねーな! 息子の分際で何をほざいてやがる」

縁「何やってんのキミたち。特にソコの大人一人。ボクの可愛い息子にテメェとか言わないでくれる?」
狂父「な、オレのせ……」
縁「テメェとか言ってんじゃねぇよてめぇ」(あくまで平坦)
狂父「……すいませんでした」
狂「母さーん。折り紙しようぜー!」
縁「えー。見て分かるでしょ狂。ボクは昼寝で忙しいの。ソコのヒマな大人と一緒にやってなさい」
狂「えー、そこのヒマな大人、折り紙上手くねぇもん。すげぇ不器用だもん」
狂父「テメェら……オレが何をしたってーんだ…………」
狂「別になんもしてねぇけど」
縁「あえて言うなら……暇つぶし?」
狂父「そっくりだなテメェら」
狂のお父さんは、狂と似た外見だけれどなんだかヘタれ。
語部としての総合能力値はあまり高くないですが、先代当主の血筋。
血統を重視しない語部ですが、やっぱり大事にはされます。

■煙草(過去。歪が生まれたくらいの時期)
聖父:狂。煙草……やめたのかい?
狂:……止めてねぇよ。ただ、量を減らしただけさ。
聖父:……ヘビースモーカーなお前が、本数を減らしたんだ。それだけでおおごとだよ。
狂:てめぇ、何が言いたいんだい?
聖父:ふふ。あの子が産まれたから、でしょう?
狂:……ちげぇよ。
聖父:違わない。顔に出てるよ。
狂:クッ、お前にゃ嘘はつけねぇなぁ。ただの自己満足さ。
聖父:そうかい?
狂:オレが煙草を吸おうが吸うまいが、アレの人生は変わんねぇさ。死ぬときは死ぬ。
聖父:けれど、あの子が健やかに育つよう最善を尽くしたいという気持ち、なんでしょう?
狂:…………くく、そういう風に言や、聞こえはいいがな。
聖父:素直じゃないね。まったくもって、お前は素直じゃない。そんなところが僕の兄なんだけれどね。
狂:フ、てめぇにだけは言われたくねぇってぇの。この、分かりづれぇ照れ屋さんが。
聖父:僕をそんな風に表すのは狂くらいですよ。

■眉間
狂の額に指を突き出す歪。
狂:うおっ、て……めぇ、それは眼潰しかっ? オレを殺す気かこの息子が。
歪:眉間のしわが定着するぞ。
狂:別段構わねぇじゃねぇか。もはやコレはオレのアイデンティティだっての。
歪:……そのせいで貴方は描きにくいと……もっぱらの噂だが。
狂:言うようになったじゃねぇか孝行息子。だが、てめぇこそ、特徴薄いせいで描きやすいんだか描きにくいんだかよく分からないなぁって、こないだ狂十郎に言われちまってたじゃねぇか。
歪:他所の方に描いてもらえない方が痛手だろう。
狂:クッ、痛いとこをつくじゃねぇか。オレはいつでも撮影OKなんだがなぁ。この髪型も描きづらいみてぇだな。
歪:髪型は、変えれば良いのでは無いだろうか?
狂:真ん中分けが描き辛いって言われたんだぜ? んなとこ変えたらお前と被るだろうが。
歪:貴方がその様な事を気にする人だとは思わなかった。
狂:褒めてねぇだろそれ。まあ、実のところ、オレもそう気にしてる訳じゃあねぇがな。

*     *     *
すべての出会いに。ただ、感謝を。

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