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語部な日常制作中イラストや日記用イラスト、雑記雑感などを中心に展開中。まれに版権話や小説が出ることも。PAGE | 372 371 370 369 368 367 366 365 364 363 362 | ADMIN | WRITE 2008.10.14 Tue 18:09:28 【追記】画像レイアウト変更::それは致死量の愛情。けれど……。
そう、それはまるで窒息しそうなくらいの愛情。 けれど、気付いた直後に絶望する。 彼は、私のすべてを許容する。 それはつまり、彼にとって私が存在していないことと同義なのだから。 ああ、どうすればいい? 彼の世界は完結している。 * * * 巽さん宅よりシンさん。本物はもっと大人っぽくて格好良いです。 一生懸命修正したのですが……最後まで、何かが違う感が拭いきれませんでした。多分髪型と……目の感じだと思うのですが。 ぐう、好きなのに上手く描けないのは悲しいので、オールバックの修行してきます; ■いきなりですが。化学をやっていて(酸化還元反応とか)。 一個受け取りたい、一個奪われたい。と頭の中でぐるぐる考えていたのですが。 ちょっと……奪われたいにときめいた(なぜ)。 ……しかし、奪われたいはおかしいですよね……一個渡したいとか言おうよ私。 そして、Crと聞いて何となくパチンコ台を思い浮かべる私。きっとCMの影響ですね。 何やってるのだかなぁ。 ■探偵/ガリレオの新刊が出る、のでしょうか? 実は容疑/者/Xすらいまだ読んでない狂十郎ですが……読んだら新刊も買いたいなぁ。 あるけど読めないのと、なくて読めないのってやっぱり違いますよね。 ちなみに。私は原作もドラマ版も好きです。 【追記部分】■うわ、どうしよう。 阿様のお宅の団長さんが格好良すぎて。 なっちゃんちのキャラクターなのですが……原作者様も認めるファンでして(笑)。 自分の好きなよそのお子さんを、自分の好きな絵師さんが描いているってすばらしいです。 ものすごい夢の(主に私の)コラボだ。 ■12、13日に拍手を下さった方へ。有り難う御座います。 多分まとめて7回押して下さった方がいるのだと思うのですが……本当に光栄です; ■ゆっきーに私信を送りたいのですが。 続きページをSSで使っちゃったので、明日に回すことに……しようかと; ■続きより、SSで歪の回想話。 文字数は少なめに、詩的な感じに仕上がって……いたら嬉しいなぁ。 いつもより眩しく感じる夜空に。ふと空を見上げた。
「ああ、そうか」 ……今日は。 ■■回想 その日彼は、月を見ていた。 露台にすわり、たった一人月を見ながら己の世界における立ち位置について。 そしてその意味について思考していた。 どうして、自分が先に生まれたのだろう、と。 なぜ、あの子供は温かい場所にいるのだろう、と。 普段は押さえ込んでいた感情が流れそうになったとき。 ふいに。 ふいに。足音が、聞こえた。 それは、いまだおぼつかない感のある子供のもので。 その意味を正確に理解した歪は、背後をゆるりと振り返る。 そこには思ったとおり、小さな子供が、頼りなげに立っていた。 長い銀の髪が、欠けなく丸い月の光を浴びて淡く光る。 歪は、目を細めた。かの存在は、彼にはあまりに眩しい。 「……如何した、聖。眠れないのか?」 子供が不安を抱えないよう、柔らかい笑みを履く。 限りなく穏やかに綴られたその言葉に、しかし子供は目を見開いた。 とたん、その場に立ち尽くしたままぽろぽろと涙をこぼす。 「聖? 如何した? どこか……痛いのか?」 いきなり泣き出した子供に、歪はその柳眉をもち上げる。 薄すぎるくらいに薄いその反応は、けれど彼にとっては大きな驚きの表現だった。 駆け寄ろうと腰を浮かせた歪に、けれど子供の方が先にトタトタと走り寄ってきた。 歪の腰にしがみつく子供の表情は硬く、歪は立ち上がろうと浮かせた体を元の位置に戻した。 「聖? 怖い夢でもみたのか?」 しがみつく子供の背をさする。 子供が、涙にぬれた顔を上げた。涙はとまったようだ。 けれど、いまにもまた泣いてしまいそうな顔で、歪の顔ををじっと見上げた。 歪の顔を穴が開くくらいに凝視した子供は、もう一度彼の胸に顔をうずめる。 ぎゅっ、と、子供に出来るかぎりの力で、想いで、しがみついた。 離さないように。この温かさが、彼の人に伝わるように。 「にいさまが……ないてるきが、したの」 歪は、目を見開いた。 泣いている? 自分が? 「いたいよ、くるしいよ、って……ないてる、きが……したの」 ……ああ。 なんて。 この子供は、歪が一瞬抱いた、自身への嫉妬を正しく理解しているだろうに。 「だから、さがしにきたの。にいさまは、なかない、から……ひじりが、かわりになくの」 ……しかし、それでも……この子供は歪の心配をするのだ。 痛くないのか、と。悲しくないのか、と。 そして。まるで、自分が悲しいように、泣くのだ。 ああ、なんて……。 なんて温かい……光だろう。 この、温かさを。 この温かさを湛えた光を、絶やしたくないと……そう、このとき本当に決意した。 この子の光を守るのが、ゆがんでしまった己の、『歪』の存在意義なのだと。 世界に一つある歯車としての意味、なのだと。 そう、理解し……そして、この上なく、幸福な気持ちになった。 満月の浮かぶ空を見上げ、歪は苦笑する。 「あの子は、変わらない」 どこまでも優しく、けれど……自分と違って、とても強い。 かの子供は、きっと……太陽だ。 優しく、そして強く、輝き続け、いつだって誰かの指針に、希望になる。 ならば、自分は月であろう。 闇だけの隣人として、一人きり。 けれど、かの子が闇にのまれる前に、少し照らしてやれれば、良い。 そして、できることなら……かの子の光が、我らが始祖にも届くことを。 自分は、もう良い。十分を超えるくらいに、光を浴びた。 優しさを、貰った。 だから、いまだ闇に潜る彼に、そして悲しみを抱えた家族たちに……どうか。 * * * アトガキ>> 多分語部を離れたあとの歪。 一人で歩く夜道で、ふと見上げた空には満月が浮かんでいて。 それに目を細めて、遠い昔を思い出す……ような形です。 ……満月の効果が上手く出なかったなぁ。 今の月と、思い出した昔の月、それに歪の立ち位置が重なるようなイメージだったのですが。 句点と句点の間が短い小説って、詩的で格好良いと思うのですが、難しいです; PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |