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るんるらら

タイトルからして浮かれている狂十郎です。
今日はゆっきーとの絵チャの日なので……楽しみだなぁ。

カード用に加工。ゆっきーに捧ぐ。

■しかし、またしてもイラスト完成しないです……既に日記絵じゃないなぁ。
やっぱりバストアップの絵を描くのが一番早いですね……あと動きのない絵。

■最近にスコっと気付いた事なのですが。
絵に関して、私の感覚は他所と何かが違うなぁと思うことがあったのですが……。
勿論、悪い意味でも良い意味ででもなくです;
多分、私は『絵を描くこと』自体ではなくて、『絵を形にすること』が好きなのではないかなぁと。
創作が根本にあるのではなくて、職人精神というか……。
この気持ちを形にしたい! 格好良い人物を描きたい! ではなく、多分、どうやったら上手く描けるだろう? の方に重点をおいているのだと思います。
それは文化的な部分ではなくて、むしろ体育会系な感じで(笑)。
どうやったら速くなれるだろう? どうやったら強くなれるだろう? と同じ感覚なのだと。
だから、絵を綺麗に魅せること自体よりも、パースや技法の方に目が行くのだと思います。
ああ。何だか、この辺りが分かったらちょっとすっきりしました。そうか、私は絵が上手くなりたいのか。
あ、それで一時自分のイラストがすごく軽く見えて落ち込んだのか。
そりゃ、形にしたい気持ちより上手く描きたい気持ちが前にきたら軽く見えちゃいますよね;

そうか。何だかすごいすっきりしました。やっと自分の気持ちが分かったような気がします。

■10日に拍手を下さった方へ。本当に有り難う御座います!

■続きから綴と焔のSS。ものすごくショート。そして糖度が高い。激しく。
大分前に書いたものを発掘してきました。
 空を見上げれば……そこにはいつも、澄んだ色があった。


「どうしたんだい?……空なんて見上げて」
 問いかけたのは、背の高い女性。ぴったりとした服で女性らしいラインを惜しげも無く晒したその姿は、誰が見ても美女だと答えるだろう、見事なシルエットだ。
 そんな女性、焔(ほむら)を見上げて、綴(つづり)はつい苦笑を浮かべた。
「……いや、何でも無いよ」
 笑みながらそう返せば、焔はその柳眉の片方を持ち上げた。
「ソレは、何もない時の顔じゃないな。アタシに隠し事が出来ると思わない方がいい」
 焔は、音を付けるならば確実ににやりと鳴りそうな笑顔で笑う。彼らは幼馴染なのだ。
「……お前はそういう所が厄介だなぁ。そこが可愛くもあるんだけど」
「ほめても何も出ないよ……で、何を考えていたんだい?」
 再度向けられたにやりとした笑みに、綴はやはり困ったように笑いかえす。
「……誤魔化せないか」
 呟くように声に出すと、もう一度空を見上げ、そして目を閉じた。
「………似ているなぁと……思ったんだ」
 綴にしては珍しい、主語のない分かり辛い表現に、焔は怪訝そうな顔になる。
「何が、何に?」
 焔の簡潔な問いに、綴は、まるで瞑ったままの瞳で見上げた空を思い描いているように、頬を緩ませた。
「この空の澄んだ青が……」
 そこで言葉を切った綴は、もう一度空を見上げて、ふわりと苦笑する。
「……この先は、秘密……かな」
「…………そうか」
 先程までしっかりと食い下がっていた焔は、優しさを滲ませた綴の表情に追求を諦めた。
 彼はこう見えて、一度決めた理を曲げない。
 だから、これ以上は聞いても無駄なのだろう。
 無言になった二人は、特に示し合わせた訳ではなく、しかし共に縁台に寝転んだ。
 上を向けば、青くて澄んだ空が見える。
 何でもないこの時間を、二人ともが最も尊く思っているだなどとは、お互いに知らない。


 空を見上げれば……そこにはいつも、澄んだ色があった。

 その色が、まるで彼女の髪の色のようだと思ったのだ。
 強くて、澄んだ……青い色。
 それは彼が、世界で最も愛する色。
 空を見上げて彼女と重ねる。
 だから、空が好きだなんて。
 そんな事、本人にはけして言えないし、これからもきっと言わないけれど。

 言わなくたって、きっと分かってしまうのだろう。
 彼が、こんなにも愛しげに見つめるものは、後にも先にも、彼女しかいないのだから。

 見上げた空は、今日も変わらず青い色。

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