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語部な日常制作中イラストや日記用イラスト、雑記雑感などを中心に展開中。まれに版権話や小説が出ることも。PAGE | 127 126 125 124 123 122 121 120 119 118 117 | ADMIN | WRITE 2008.02.08 Fri 00:43:17 漫画に漫画にしたいネタを思いついたので、忘れない内に取りあえず文字でメモ。
メモなので形式がまちまちです。その辺りは…ご容赦を; 榊と幸。プラトニックな二人。 …読み返して思う。 最後の榊の台詞が……何か………恥ずかし…。 夢 2008 2 8~ 目が覚めた (目が覚めた) 時計を見れば朝方で (まだ…早いな) ふと隣を見やれば、布団には誰もいない (幸?) 布団は既に冷たくて 家の中には気配が無い 焦って羽織を着る…眼帯を見やるが巻いている余裕は無い 仕方無くそのまま雨戸をあける 外は雨 暗くて冷たい 傘を持って飛び出した 彼女はきっと泣いている そんな気がした 森の中を闇雲に歩く ふと感じる人の気配 消え入りそうに小さなそれは 彼女のもの 近づけば 小さく震える背中が見えた 「幸!」 叫んで駆け寄れば 気付いた彼女がこちらを見やる その顔は苦しそうで どうしていいのか分からず 声を掛ける 「怖い夢でも見たのか?」 首を振る 「じゃあ、悲しい夢?」 首を振る 「夢……酷く暖かい…夢」 消え入りそうな声で答えた 「暖かい?」 「起きたら…寒くて……悲しく…なった」 下を向いた彼女は それきり黙った 震える体に羽織を掛けて 傘を捨てて抱き寄せた 「…濡れる」 「オレでは、代わりにならないか?」 抱き寄せられて宙に浮いていた手が 大きな背中に しっかりと回された しがみ付く様に 「暖かい」 寒くても悲しくても 泣く事なんて無かったのに どうしてだろう 涙が出た ああ この人は こんなにも 暖かい ああ 私は こんなにも 幸せ END おまけ 体が強くない榊はその日の内に思い切り風邪をひいた PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |